ヘソの緒が貴重な資源に

(2013年2月) 米国の研究機関である Salk Institute for Biological Studies が、臍帯血(へその緒の中にある血液のこと。 幹細胞を豊富に含む)を単一タンパク質を用いて神経様細胞(神経に似た細胞)に変換する技術を発見しました。 この神経用細胞は、脳卒中・脳の障害・脊髄損傷などの治療に利用できる可能性があります。

へその緒や胎盤から採取された血は、数十年も前からガンや、免疫不全、代謝異常などの治療に用いられてきました

研究がさらに進めば、自閉症・分裂症などの精神障害や、パーキンソン病・アルツハイマー病などの認知症の治療にも用いることができるかもしれません。

臍帯血幹細胞には、他の肝細胞と比較して次のようなメリットがあります:

  1. 胚幹細胞と違って倫理的な問題がない。
  2. 大人の体(骨髄など)から採取する幹細胞よりも柔軟なため特定の細胞に変換しやすい。
  3. 臍帯血は提供者にリスクも痛みも与えることなく安全に採取できる。
  4. 臍帯血は血液バンクで保存できる。