心臓が不健康であることを示す6つの兆候

(2016年2月) 心臓は血管とあわせて人体で最大の器官系であるため、機能が損なわれ始めると心臓とは一見無関係に思える部分に心臓の健康状態が表れることがあります。

そんな兆候について Texas A&M 健康科学センターに所属する心臓専門家である John P. Erwin 医学博士が解説してくれています。

1. 子孫を残す能力に生じる問題
男性が子孫を残す能力に関して生じる問題は、動脈硬化(心臓病のリスク要因)の兆候であることがあります。
原文にはもう少し詳しい説明があるのですが、アドセンス(当サイトに貼っている広告)の規約で禁止されている内容に当たるため割愛します。
2. 睡眠時無呼吸、イビキ

睡眠時無呼吸(SA)とは睡眠中に呼吸をしていないときがあるという疾患のことです。 そしてイビキはSAの一般的な症状です。 イビキ以外では昼間の眠気などもSAの症状です。 SAが生じている人では、心血管疾患(心臓発作や脳卒中)やガンになるリスクが増加します。 SAは心房細動(心拍が不規則だったり早かったりして血流に支障が生じる)の兆候でもあります。 SAを治療すると心臓病のリスクが下がることが知られています。

3. 歯茎の痛み・腫れ・出血

歯茎の痛み・腫れ・出血は歯周病(歯茎の感染症)の症状であることがあります。 そして歯周病により全身的に炎症が増加することがありますが、過剰な炎症は動脈硬化性の心臓病や心臓発作の強力なリスク要因となり得ます。 歯周病を予防するには、歯磨きなどで口の中を清潔に保ち、定期的に歯科検診を受けるのが有効です。参考記事: 歯磨きに心臓病を予防する効果

4. 脚や足のむくみ

脚や足は様々な理由でむくみますが、うっ血性心不全(心筋の衰弱により体内組織の体液が増加する)がむくみの原因であることがあります。 特に少し体を動かしただけで不自然なほどに息切れする場合や、安静時にも息切れする場合にはうっ血性心不全が疑われます。

下肢のむくみが日中に生じて夜間に治るというケースがありますが、そういうパターンがいつまでも続いたり悪化したりする場合には心不全を疑って医師の診察を受けましょう。

5. 肩や首の痛み・緊縮感

首、顎および/または肩に生じる非常な不快感・痛み・圧迫感が心臓発作の兆候である場合があります。 人によっては、胸の上に象に乗られている感じや腕を締め付けられるような感じが心臓発作の兆候として生じます。

6. 胸焼け・消化不良
上腹部に灼熱感や痛みがあったり、しゃっくりなどのような胃腸の不快感がしつこく続く場合には心臓発作の予兆かもしれません。 このような症状と同時に吐き気・冷や汗・息切れ・フラつきなどの症状が表れた場合には心臓発作の可能性が強まります。 胃痛薬を何時間も使用した挙句にただの胃痛ではないと気付いて救急外来で受診する人も少なくありません。参考記事: 胸焼けと心臓発作の見分け方