70才になってから始めるサッカーでも健康に有益

(2014年6月) "Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports" に掲載されたデンマークの研究によると、いくつになってからでもサッカーを始めることができます。 そして健康にも効果があります。

研究の方法
この研究では、サッカー経験の無い男性27人(63~75才)を次の3つのグループに分けました:
  1. 週に2回1時間のサッカーを楽しむグループ
  2. 週に2回1時間の筋力トレーニングを行うグループ
  3. 何も運動をしないグループ
そして、研究開始の時点、研究開始から4ヵ月後、および研究開始から1年後の時点で色々検査しました。
結果

サッカーを楽しんだグループでは研究開始から4ヶ月間後の時点で、最大酸素摂取量(15%増加)・筋肉機能(30%増加)・大腿骨の骨塩量(2%増加)が改善されていました。 骨塩量については、4ヶ月目~1年後にかけて、さらに3%増加していました。

コメント
研究者は次のように述べています:

「以前に我々が行った研究では、若い頃からずっとサッカーを続けている男性では70才になってもバランス力や筋肉機能が、運動をしていない30才の男性と同程度であることが示されています。 今回の研究では、サッカーをほとんどやったことが無い高齢者男性を対象にサッカーの運動強度と健康への効果を調査しました。

その結果、サッカー経験の無いの高齢者にとってもサッカーが、高強度で多様性に富み効果的な運動であることが示されました。 いくつになってからでもサッカーを始めることができます。 サッカーは高齢者に対して、運動能力と心臓の健康を向上させる効果や、転倒や骨折のリスクを最小限に抑える効果があります。

サッカーによって心肺機能と筋力が向上すると、階段を登る・買い物をする・自転車に乗る・庭仕事をするなどの日常生活も容易になります。 これは本人だけではなく家族にとっても助かります」
別の研究者は次のように述べています:
「GPS 測定やビデオを用いた分析により、サッカーのプレイ中にはダッシュや急停止、ターン、ドリブル、パス、シュートなどが何度も行われることが示されていますが、これらの動作は筋肉や骨にとって良い刺激になります。 ダッシュや強烈な動作、非画一的な動作が骨塩量の大幅な増加に寄与していると思われます参考記事: 骨を丈夫にするために必要な衝撃の量