尿酸値と炭水化物とグリセミック指数の関係

(2016年6月) "Arthritis & Rheumatology" 誌に掲載されたジョンズ・ホプキンス大学の研究によると、尿酸値を下げるには炭水化物が多いけれどもグリセミック指数(GI)は低いという食事をすると良いかもしれません。

研究の方法
肥満者163人に次の4つの食事をそれぞれ5週間ずつ食べてもらいました:
  1. GIと総摂取カロリーに占める炭水化物の比率の両方が高い食事(GI65以上、炭水化物率58%)
  2. GIは低いが炭水化物の比率は高い食事(GI45以下、炭水化物率58%)
  3. GIと炭水化物の比率の両方が低い食事(GI45以下、炭水化物率40%)
  4. GIは高いが炭水化物の比率は低い食事(GI65以上、炭水化物率40%)

炭水化物を減らした分のカロリーは、脂肪分とタンパク質を増やすことで補いました。 食事の種類を切り替える際には、2週間の空白期間(普段の食事をする)を設けました。

結果
高GI・高炭水化物の食事をした場合を基準としたときの尿酸値の変動は次のようなものでした:

低GI・高炭水化物 -0.24mg/dl
低GI・低炭水化物 -0.17mg/dl
高GI・低炭水化物 +0.10mg/dl

腎機能・インスリン感受性・糖分解生成物を考慮しても、この結果の有意性は失われませんでした。

留意点
食事のグリセミック指数を下げることで尿酸値を下げるのが痛風の予防に有効かどうかは、今後の研究で調べる必要があります。