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尿路感染症を予防するには水分摂取量を増やすとよい

(2017年10月) IDWeek2017で発表されたマイアミ大学の研究によると、尿路感染症(UTI)になりやすい女性は水を毎日1.5L余分に飲むことでUTIのリスクを半減できるかもしれません。

これまでにも経験的に水分補給がUTIの予防に役立つと言われてきましたが、それを確認する研究は行われていませんでした。

研究の方法

次の条件を満たす閉経前の女性140人を被験者とする試験を行いました:
  • 前年のうちに3回以上UTIになった。
  • ふだん、あまり水分を摂らない。

こうした140人の女性を2つのグループに分けて1年間にわたり、一方のグループに水などで毎日1.5L余分に水分を補給するように心がけてもらいました。 もう一方のグループには、それまでの生活を普通に続けてもらいました。

結果

1年間のうちにUTIになった回数が、水分摂取量を増やさなかったグループでは3.1回だったのに対して、水分摂取量を増やしたグループでは1.6回でした。

水分摂取量を増やしたグループでは、摂取量を1.5L増やすことを目標としましたが、実際に増やせたのは1.15Lでした。 このグループの1日あたりの水分摂取量はトータルで平均2.8Lでした。

解説

水分摂取量を増やすと排尿の頻度が増えるので、UTIの原因となる細菌が膀胱や尿管から押し流されやすくなります。 それによって、細菌が尿管の内部表面に付着して感染症を引き起こすことが減ります。