尿で血糖値を測定できる装置

(2015年11月) Instituto Tecnologico de Chihuahu というメキシコの大学が尿で血糖値を測定できる装置を開発しました。 この装置は "Glucosalarm" という商品名で、トイレに設置しておきブルートゥースというスマートホンを介して操作します。

排尿中に数滴の尿を採尿器に入れると、尿がグルコース(ブドウ糖)に反応する酵素群と反応して着色化合物が生じます。 この着色化合物の度合いをセンサーが測定してグルコース濃度を計算し、ブルートゥースの画面に表示します。

グルコース濃度が表示されるまでに要する時間は15~40秒です。 グルコース濃度が非常に高い場合には、家族・医師・救急車に通報されます(*)
(*) 内容重複のため訳出していない部分に「患者が通知を~に送ることができる」とあるので、救急車にまで通報がなされるかどうかは機器設定により変更できるのだと思います。
Glucosalarm のメリット
  • 血液採取のために針を刺さなくてよいので辛くない。
  • Glucosalarmの価格は120~140ドルとなる予定なので、従来の測定方法のランニング・コスト(針などの使い捨て部分)まで含めたコストに比べれば安い。
    「読み取りのコストが1回あたり1ペニー以下」という記述があるので、グルコースに反応する酵素群というのが消耗品で、それを補充する必要があるのかもしれません。
開発の進捗具合

3回目のプロトタイプが製作されて、糖尿病患者が実際に試用する段階にまで来ています。 メキシコと米国で特許を取得済みで、2つの国際的な医療機器会社が興味を示しています。

当局(米国食品医薬局(FDA)など)に認可されれば、 米国では 2016年後半、メキシコでは 2017年初頭に発売される予定です。