尿路結石がある人では骨折のリスクが増加

(2014年10月) "Clinical Journal of the American Society of Nephrology" に掲載予定であるペンシルバニア大学の研究によると、尿路結石(腎結石・尿管結石・膀胱結石・尿道結石)になる人では骨密度が下がって骨折のリスクが増加する可能性があります。

研究の方法

尿路結石と診断された5.2万人近くの英国在住者のグループと尿路結石ではない男女52万人近くのグループのデータを分析しました。

結果

4.7年間(中央値)のデータ期間において、尿路結石と診断されたグループでは全身の骨において骨折のリスクが有意に増加していました。

男性全体では、(結石が無いグループに比べて)尿路結石のグループは骨折のリスクが10%増加していました。 思春期の男性で骨折リスクの増加が最も顕著(リスクが55%高かった)でした。 女性では、尿路結石のグループでの骨折リスク増加率は年代(30代~70代)によって17%~52%と異なり、30代でリスク増加率が最も高くなっていました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「(尿路結石のグループでは)男性でも女性でも特定の年齢層において骨折のリスクが有意に増加していました。 尿路結石と診断されてから骨折が起こるまでの期間が中央値で10年間(期間が10年間であることが最も多い)ことから、尿路結石と診断された後に将来の骨折リスクを減らすために何らかの介入ができると思われます」