ビーガン(完全な菜食主義者)で不足しがちな栄養素

(2016年3月) "Journal of the American Osteopathic Association" に掲載された Mayo Clinic(米国)のレビューにより、ビーガン(*)で不足しがちな栄養素が明らかになりました。
(*) "vegan"。 一切の動物性タンパク質も摂らない筋金入りの菜食主義者のこと。 動物を殺すことなく入手できる乳製品などの摂取も断固として拒絶する。 当然のことながら卵も魚も食べない。
不足しがちな栄養素

ビーガンは、ビタミンB12・鉄分・カルシウム・ビタミンD・タンパク質・オメガ3脂肪酸(DHAやEPAなど)の不足に注意が必要です。 これらの栄養素が不足すると神経障害・貧血・骨強度の不足などの問題が起こることがあります。

ビーガンの患者を担当する医師は、ビタミンB12・鉄分・フェリチン(鉄貯蔵タンパク質)・カルシウム・ビタミンDの血中濃度に気をつける必要があります。

その他の結果

世間的な認識と異なり、ビーガンにタンパク質や一部のアミノ酸の不足は見られませんでした。

また、ビーガンの中にも加工食品への依存度が高い人がいました。 そういう人は肉を食べないといっても決して食生活が健康的であるわけではありません。 様々な野菜・果物・全粒穀物を食べるようにしましょう。

完全な菜食主義は現実的か?
植物性食品を中心とする食事は健康的ですし、動物性の食品を一切食べずに栄養バランスの取れた食事を実現することも可能ですが、完全な菜食主義を健康的に実行するにはある程度の知識が必要です。