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ベジタリアンは胆石ができやすい?

(2017年3月) "European Journal of Clinical Nutrition" に掲載された研究によると、菜食主義によって胆石のリスクが増加する恐れがあります。

これまでにも同種の研究が小規模で行われてきましたが、そうした研究では菜食主義によって胆石のリスクは増加しないという結果や、リスクが増加するにしても僅かであるという結果になっていました。

胆石とは

胆石とは胆のうや胆道に形成される結石のことです。 胆石の症状は腹痛・発熱・吐き気などですが、症状が出ないこともあります。

リスク要因

胆石のリスク要因は、肥満・過食・ストレスなどだとされています。 運動不足・加齢・極端なカロリー制限により胆石のリスクが増加するというデータや、適量の飲酒により胆石のリスクが低下するというデータもあります。

研究の方法

英国に住む男女5万人近くを対象に胆石(症状が出ているもの)の発生状況を平均で14年間近く追跡したデータを用いて、菜食主義と胆石のリスクとの関係を調べました。 5万人のうち1/3ほどがベジタリアン(菜食主義者)でした。

結果

追跡期間中に 1,182件の胆石が発生しました。

胆石のリスクに影響するBMI(太り具合の指標)などの要因を考慮して分析しても、ベジタリアンは非ベジタリアンに比べて胆石のリスクが22%高いという結果でした。

でんぷん質の摂取量が多いと胆石のリスクが高くなるという関係が見られたものの、ベジタリアンにおける胆石リスク増加のすべての説明がつくほどではありませんでした。