各種ベジタリアンにおける大腸ガンのリスク低下率

(2015年3月) "JAMA Internal Medicine" オンライン版に掲載されたロマ・リンダ大学(米国)の研究で、ベジタリアン(菜食主義者)の種類を問わず結直腸(大腸)ガンのリスクが低下するという結果になりました。

研究の方法

この研究では、77,659人分のデータを分析しました。 研究期間中に結腸ガンと診断されたのは380人、直腸ガンと診断されたのは110人でした。

ベジタリアン全体でのリスク低下幅

非ベジタリアンの(肉も食べる普通の食生活の)グループに比べて、ベジタリアンのグループでは結直腸ガンのリスクが22%低下していました。 結腸ガンに限ると19%、直腸ガンに限ると29%のリスク低下でした。

ベジタリアンの種類
上記の「ベジタリアンのグループ」とは、ベジタリアンの次の4種類の下位カテゴリーの合計です:
  • ビーガン(vegan)- あらゆる動物性タンパク質を拒否する完全菜食主義者。 肉だけでなく卵や乳製品も食べない。
  • ラクト・オボ(lacto-ovo vegetarian)- 乳製品と卵は食べる菜食主義者。
  • 魚食ベジタリアン(pescovegetarian)- 魚は食べる菜食主義者。
  • 半ベジタリアン(semivegitarian)- ときどき肉を食べる。 フレックス菜食主義者(flexitarian)とも呼ばれる。
ベジタリアンの種類ごとのリスク低下幅

非ベジタリアンと上記の4種類のベジタリアン各々とで結直腸ガンのリスクを比較したところ、各種ベジタリアンのグループでは結直腸ガンのリスクが次のように低下していました:

  • ビーガン - 16%の低下
  • ラクト・オボ - 18%の低下
  • 魚食ベジタリアン - 43%の低下
  • 半ベジタリアン - 8%の低下