糖尿病を完治させる薬の臨床試験が始まります

(2014年11月) アラバマ大学バーミンガム校の研究グループが、ベラパミルという高血圧や不整脈、偏頭痛の治療に用いられる薬(カルシウム拮抗薬)で糖尿病を治すという臨床試験を開始します。

今回の研究グループは過去の研究で、1型糖尿病や2型糖尿病の患者では、高血糖が原因で TXNIP というタンパク質がβ細胞において過剰に生産され、それによってβ細胞が死滅してインスリンが生産されなくなり糖尿病が悪化することを明らかにしていました。

そしてその後の研究で、糖尿病で高血糖(300 mg/dL)のマウスにベラパミルを投与することによって、β細胞中の TXNIP の量を減らして糖尿病を根治(eliminate)させることに成功しました。

これから行われる臨床試験には、1型糖尿病と診断されてから3ヶ月以内の患者52人(19~45才)が参加します。 参加者の募集は2015年の初頭に開始されます。

試験では、参加者たちを2つのグループに分けて、ベラパミルまたはプラシーボを1年間にわたって投与します。 その間、インスリン・ポンプ療法は継続し、連続的グルコース監視システムを用いて血糖値を1日中測定し続けます。