激しい運動の前にはカルシウムを補給しておくと良いかも

(2013年6月) コロラド大学の研究によると、激しい運動による血中カルシウム濃度の低下を防ぐには、カルシウムのサプリメントを運動前に服用しておくのが効果的です。

過去の複数の研究で、激しいトレーニングを1年間続けると骨塩量が減ることが示されています。 運動による血中カルシウム濃度の低下に反応して、副甲状腺が副甲状腺ホルモンを過剰に生産し、そのために骨からカルシウムが流出してしまい、骨塩量が減るのだと考えられています。

今回の研究により、運動前にカルシウムとビタミンDのサプリメントを服用しておくことで、このような血中カルシウム濃度の低下を抑制できることが明らかになりました。

研究の内容

この研究では、18~45歳の男性52人を対象とする試験を行いました。 52人を2つのグループに分けて、1,000mg のカルシウムおよび 1,000IU のビタミンDを、運動の30分前または1時間後に服用してもらい、運動中に失われるカルシウム量を測るために、運動の前後に体重を測り、運動中には肌に汗を吸収するパッチを貼ってもらいました。(体重の変化から発汗量を推測し、パッチに吸収された汗に含有されるカルシウム量と照らし合わせて、運動により失われたカルシウムの量を推測する)

試験の結果、運動後よりも運動前にカルシウムを補給しておくことで、運動中の血中カルシウム濃度の低下を軽減できることが明らかになりました。 ただし、今回の研究からは、運動前のカルシウム服用によって長期的な骨塩量の減少まで防げるかどうかは不明です。