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激しい運動は歯に良くない?

(2014年9月) "Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports" に掲載された University Hospital Heidelberg(ドイツ)などの研究によると、激しい運動は歯に悪いかもしれません。

この研究では、トライアスロン選手35人を対象に歯の検査と食事習慣(スポーツドリンクの飲用量も含む)、オーラルケア(歯磨きなど)の習慣、運動習慣などに関するアンケートを実施して、それらの結果を、年齢および性別が対応する健康な成人(運動選手ではない)35人の結果と比較しました。

さらに、トライアスロン選手のうち15人に激しく走ってもらって、走ってる最中の唾液を採取しました。

このような調査の結果、トライアスロン選手は歯のエナメル質の侵食の度合いが有意に大きく、虫歯も多い傾向にありました。 そして、このリスクはトレーニング時間に比例して増大していました。 トレーニング時間が長いほど虫歯が多かったのです。

その理由の1つとして研究チームは、激しいトレーニングの最中には、水分をきちんと摂っていても、唾液の量が徐々に減っていくためではないかと考えています。

トレーニング中には唾液の質にも変化が見られ、アルカリ性に傾いていました。 唾液が過度にアルカリ性に傾くと、歯石などの問題が生じやすくなると考えられています。

今回の研究では研究チームの予測とは裏腹に、スポーツドリンクによる虫歯への直接的な悪影響は見られませんでした。