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酢がダイエット・糖尿病・関節炎・心臓疾患に有効

酢の主成分は酢酸ですが、それ以外にもビタミンやミネラル、アミノ酸が含まれています。 酢の中では、リンゴ酢が最も健康に良いとされています。 酢には以下のような健康効果が期待できます:

ダイエット

酢は数千年も前からダイエットに利用されており、近代以降の複数の研究によって酢のダイエット効果は確認されています。

我が国、日本で行われた試験で、肥満の人たちを3つのグループに分けて、それぞれのグループに酢を30ml、15ml、または0ml溶かした500mlの飲み物を12週間にわたって飲み続けてもらったというものがあります。

その結果、酢の入っていない(0ml)飲み物を飲んだグループよりも、酢の入った飲み物を飲んだグループのほうが、BMI が低くなり、内臓脂肪と体重も減っていました。

同じく日本で行われた別の研究(マウス実験)によると、高脂肪のエサに酢の主成分である酢酸を混ぜたものを食べたマウスは、そうでないエサ(おそらく、同じく高脂肪だが酢酸が入っていないエサ)を食べたマウスよりも体脂肪が10%も少なくなっていました。

酢には満腹感をもたらす効果もあります。 2つのグループの一方にはパンのみ、もう一方にはパンと酢を摂取してもらうという小規模な研究で、パンと同時に酢を摂取したグループのほうが満腹感を感じるという結果になりました。

糖尿病

酢に血糖値を下げる効果があることを示す研究は数多くあります。 2004年に "Diabetes Care(糖尿病治療)" 誌に掲載された研究において、高炭水化物の朝食を食べた後にリンゴ酢を飲んでもらったところ、血糖値が(リンゴ酢を飲まない場合に比べて)糖尿病前症の人では34%、糖尿病の人でも19%下がっていました。

2007年に同じく "Diabetes Care" 誌に掲載された研究では、夜寝る前にリンゴ酢をスプーンに2杯飲んでおくことで、翌朝の血糖値が6%下がるという結果が出ています。

さらにイタリアの研究によると、食事のたびにリンゴ酢を摂ることで血糖値を30%もカットできます。 アリゾナ州立大学の研究者である Carol Johnson 氏によると、酢には一般的な糖尿病薬と同じような効果があると言えるそうです。

関節炎

リンゴ酢には抗酸化作用と抗炎症作用があり、これらの作用が関節炎の痛みを軽減すると考えられています。 英国の関節炎に悩むオルガン奏者が、関節炎の薬が効かないのに耐えかねて、お湯にリンゴ酢とハチミツを溶かしたものを飲み始めたところ、1週間で関節炎の症状がマシになってきて、ついには関節炎が治ってしまい、主治医も心底驚いたという話が報告されています。

専門家たちは、関節に蓄積される酸を除去する作用が酢にあり、関節に尿酸が蓄積する疾患である痛風にも酢が有効なのかもしれないと推測しています。(このオルガン奏者の関節炎というのが痛風だったということでしょうか)

心臓疾患

まず、"Journal of the American College of Cardiology" という専門誌に2008年に掲載されたレポートにおいて、冠動脈疾患および糖尿病の予防に有効な抗炎症作用を有する食品の1つとして、酢も挙げられています。

また、酢ベースのサラダオイル(ドレッシング?)を週に5~6回使用する女性では、虚血性心疾患のリスクが下がるという結果になった研究もあります。 この研究結果は、動物実験による研究("Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry" 誌に掲載)においてリンゴ酢の血圧降下作用が示されたことによって裏付けられています。

さらに、2011年に "Journal of Agricultural and Food Chemistry" に掲載された研究では、リンゴ酢によってトリグリセライド(≒中性脂肪)とコレステロールが有意に下がることが示されています。 "British Journal of Nutrition" に掲載された研究でも同様に、リンゴ酢に血圧を下げる効果のあることが示されました。 リンゴ酢の血圧降下作用は、酢酸に由来すると考えられています。

腸内細菌が血圧の調節に関与するメカニズムが明らかに」によると、酢酸が Olfr78 という受容体と結合することで、血圧が下がります。