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眼が悪い人は認知機能に問題が生じていることが多い

(2017年8月) "JAMA Ophthalmology" に掲載されたスタンフォード大学の研究で、視覚が低下している人は認知機能に問題が生じていることが多いという結果になりました。 ただし、今回の研究だけでは、視覚の低下が認知機能の低下の原因であるとは断定できません。

研究の方法

米国に住む60才以上の男女3千人弱のデータ(NHANES)と65才以上の男女3万人のデータ(NHATS)を用いて、視覚障害と認知機能テストの結果との関係を調べました。

結果

NHANES

(メガネをしていても)近視がひどかったグループは認知機能に問題が生じているリスクが2.8倍でした。 主観的な視覚に問題が生じていた(*)グループでは、この数字は2.7倍でした。
(*) アンケートで「眼が悪いために日常生活で困ることがある」と回答した。

遠視がひどかったグループは認知機能が良くない傾向はあったものの、認知機能に問題が生じているリスクは増えていませんでした。

NHATS

認知症のリスク(*)が、近視がひどい場合には1.9倍、遠視がひどい場合には2.6倍、主観的な視覚に問題が生じている場合には2.1倍に増加していました。
(*) NHANESとNHATSとで調査の内容が少し異なる。NHANESでは「認知機能に問題が生じているリスク」だったが、NHATSでは「認知症のリスク」。