ビタミンAと感染症の予防や治療(レビュー)

(2018年9月) 桂林医科大学(中国)などの研究グループが、ビタミンAの感染症の予防や治療への利用についてまとめたレビューを "Journal of Clinical Medicine" に発表しています。

レビューの概要

  1. ビタミンAは抗炎症作用のあるビタミンとして知られている。 ビタミンAが免疫機能の増強において重要な役割を果たすためである。
  2. ビタミンAは免疫系の発達に関わっており、細胞性の免疫反応と体液性の免疫プロセスにおいて調節的な役割を果たす。
  3. ビタミンAは、さまざまな感染症の治療において効果を示している。
  4. ビタミンAは、自然免疫系と適応免疫系の両方において促進的および調節的な役割を果たす。 したがって、ビタミンAは生体の免疫機能を増強して複数のタイプの感染症に対抗するための防御力を強化してくれる可能性がある。
  5. ビタミンAの免疫への効果は目下のところ分子レベルで研究が進められている。 さまざまな感染症の予防や治療に期待されるビタミンAの効果に関して進行中の研究の数も(以前に比べて)増加している。 ビタミンAの効果に関するエビデンスが増えれば、(感染症の)治療におけるビタミンAの重要性も増すことだろう。