男性に限り、ビタミンAの摂取量が多いと肺ガンのリスクが増加する恐れ

(2018年1月) "International Journal of Cancer" に掲載された国立がん研究センター(日本)などの研究で、男性に限りビタミンAの摂取量が多いと肺ガンになりやすいという結果になっています。

研究の方法

日本人男女5万人弱を対象に、食生活に関するアンケート調査を行ってビタミンA(レチノール)・ビタミンC・ビタミンE・αカロチン・βカロチンといった抗酸化物質の摂取量を調べたのち、平均25年近くにわたり肺ガンの発生状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に 1,690件の肺ガンが発生しました。

肺ガンのリスクに影響する色々な要因を考慮しつつデータを分析したところ、男性に限り、ビタミンAの摂取量が最も多い場合には最も少ない場合に比べて、肺ガンになるリスクが26%増加していました。 小細胞肺ガンに限ると92%のリスク増加でした。

ビタミンA以外の抗酸化物質の摂取量と肺ガンになるリスクとの間には関係が見られませんでした。

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"Journal of Clinical Oncology" に掲載された米国の研究では、男性に限りビタミンB6ビタミンB12の摂取量が多いと肺ガンのリスクが1.8~2.0倍に増加するという結果になっています。