ビタミンやカロテノイドの摂取量と加齢性白内障のリスク(メタ分析)

(2019年1月) "The American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたメタ分析で、食事から摂るビタミンやカロテノイドの量と加齢性白内障(ARC)のリスクとの関係が調査されています。
Hong Jiang et al. "Dietary vitamin and carotenoid intake and risk of age-related cataract"

メタ分析の方法

2018年6月までに発表された研究の中から所定の基準を満たす20の研究(ランダム化比較試験が8つ、コホート研究が12)を選出し、それらのデータをまとめて分析しました。

結果

大部分のビタミン類やカロテノイド類は、摂取量が多いとARCのリスクが低下していました。 例えば、ビタミンAは-19%、ビタミンCは-20%、ビタミンEは10%(ただし統計学的な有意性が微妙)、βカロテンが-10%、ルテイン/ゼアキサンチンは-19%といった具合でした。

ランダム化比較試験のデータに限ると、ビタミンEやβカロテンの摂取量が多くてもARCのリスクは減っていませんでした。

コホート研究のデータを用いて用量応答的なリスクを求めると、ARCのリスクが、ルテイン/ゼアキサンチンの摂取量が10mg/日増えるごとに26%、ビタミンC摂取量が500mg/日増えるごとに18%、βカロテン摂取量が5mg/日増えるごとに8%、およびビタミンA摂取量が5mg/日増えるごとに6%、それぞれ低下していました。