ビタミンB12血中濃度とガンのリスクの関係

(2019年1月) "Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention" 誌に掲載されたユニバーシティ・カレッジ・ロンドンなどの研究で、ビタミンB12血中濃度が高い人はガンになるリスクが高いという結果になりました。
Johan F Arendt "Elevated vitamin B12 levels and cancer risk in UK primary care: a THIN database cohort study"

研究の方法

英国に住む男女76万人弱を平均3.8年間弱にわたり追跡調査しました。

結果

追跡期間中に 33,367件のガンが発生しました。

ビタミンB12血中濃度が高い(1000 pmol/L 超)場合には低い(150~600 pmol/L)場合に比べて、1年間のうちにガン(種類は問わない)になるリスクが4.7倍でした。

ビタミンB12血中濃度が高いとリスクが高いという関係は、肝臓・膵臓・骨髄のガンで顕著でした。

解説

研究グループは「一部のガンがビタミンB12の代謝に影響している可能性がある」と述べています。 つまり、「過剰なビタミンB12がガンを引き起こす」と考えているのではなく「ガンがビタミンB12血中濃度の増大を引き起こす」と考えているということでしょう。