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ビタミンB2の摂取量が多い人は大腸ガンのリスクが低い

(2018年5月) "European Journal of Nutrition" に発表されたメタ分析で、ビタミンB2の摂取量が多い人は大腸ガンのリスクが低いという結果になっています。
Shuai Ben et al. "Vitamin B2 intake reduces the risk for colorectal cancer: a dose-response analysis"

メタ分析の方法

ビタミンB2の摂取量と大腸ガンのリスクとの関係を調べた14の研究のデータ(症例数は1万5千件弱)と、ビタミンB2の血中濃度と大腸ガンのリスクとの関係を調べた2つの研究のデータ(症例数は 1,593件)を分析しました(いずれも 2018年1月3日までに発表された研究)。

結果

摂取量

ビタミンB2の摂取量が多い場合には(少ない場合に比べて)大腸ガンのリスク(相対危険度)が13%低下していました。 食事で摂るビタミンB2に限ったデータでは、11%のリスク低下でした。

ビタミンB2の摂取量が5mg/日増えるごとに大腸ガンのリスクが10%下がるという計算になります。 ただし、摂取量とリスクの関係を示すグラフが直線的な右肩下がりとなってはいませんでした(*)
(*) 詳細は不明ですが、U字型のグラフやL字型のグラフとなったのでしょう。

血中濃度

ビタミンB2の血中濃度が高い場合にも大腸ガンのリスクが下がっていました。 リスクの低下幅は26%でした。

ただし、ビタミンB2の血中濃度に関しては、論文要旨で「ビタミンB2血中濃度が高いと大腸ガンのリスクが低いという関係が存在する可能性がある」と慎重な表現になっていたり、95%CIの範囲が0.59~0.92と比較的広かったりしているので、血中濃度に関してはデータの乏しさが問題だったのでしょう。

ビタミンB2が豊富な食品

食品成分データベースによると、ビタミンB2はレバーに豊富に(100gあたり3.6mgと3.0mg)含まれています。 レバーにも結構(1.8mg/100g)含まれています。 それ以外では、鶏・豚・牛の心臓や牛・豚の腎臓にまあまあの量が含まれています。

ビタミンB2は主に家畜の内臓に含まれるということになります。 海苔や舞茸(乾燥)にも豊富に含まれていますが、一回に食べる量を考えると大した量にはなりません。