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ビタミンB6が十分な人は大腸ガンになりにくい

(2017年3月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたウメオ大学などの研究で、ビタミンB6の血中濃度が高い人は大腸ガンになることが少ないという結果になりました。

研究の方法

11万人超のスウェーデン人男女の血液を検査したのち大腸ガンの発生状況を追跡調査したデータの中から、大腸ガン患者613人と健常者 1,190人のデータを抜き出してビタミンB6の血中濃度のマーカ(指標)であるピリドキサール-5'-リン酸(PLP)などを比較しました。 血液を検査した時点から大腸ガンと診断されるまでの期間は中央値で8.2年間でした。

結果

PLP血中濃度に応じてデータを3つに分けた中で、血中濃度が最高だったグループは最低だったグループに比べて大腸ガンになるリスク(オッズ比)が40%低いという結果でした。

PLP血中濃度が十分な水準にあるグループと不十分なグループの2つにデータを分けて比較しても、前者は後者に比べて大腸ガンのリスクが45%低いという結果になりました。

また、今回の研究では炎症と酸化ストレスのマーカーなども比較しましたが、その結果に基づき研究チームは、ビタミンB6の不足が大腸ガンの腫瘍の発生よりも進行に影響するのではないかと考えています。

ビタミンB6が豊富な食品
ビタミンB6は、ニンニクやニンニクの芽、マグロ、カツオ、バナナ、トウガラシなどに豊富に含まれています。