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女性に限りビタミンB6の摂取量が多いと高血圧のリスクが低い

(2017年6月) "Archives of Medical Research" に掲載された西安交通大学(中国)の研究で、女性においてのみビタミンB6の摂取量が多いと高血圧であることが少ないという結果になりました。 中国人は欧米人に比べてビタミンB類の摂取量が少なく高血圧の有病率が高いことが知られています。

研究の方法

中国北西部の農村部に住む18~80才の男女 2,241人を対象に、血圧の測定と食生活に関するアンケート調査を行いました。

そして、食生活からビタミンB6・ビタミンB12・葉酸塩という3種類のビタミンBの摂取量を割り出し、高血圧のリスクとの関係を分析しました。

結果

血圧測定により高血圧であることが新たに判明したのは592人でした。 ビタミンB6が欠乏している人は20.5%(*)、葉酸塩が欠乏している人は43.9%、ビタミンB12が欠乏している人は98.5%でした(†)

(*) 参考までに 2003~2004年にかけて米国で行われた調査では、ビタミンB6が不足(20nmol/L未満)している人の割合が(サプリメントを服用していない場合で)25%弱(男性16%、女性32%)となっています。 ただ、今回の研究における「欠乏(deficiency)」の基準は不明です。

(†) ビタミンBの摂取量ではなく血中濃度の話ですから、血中濃度も調べたのでしょう。

ビタミンB12と葉酸塩

男女ともに、摂取量と高血圧のリスクとの間に関係が見られませんでした。

ビタミンB6

女性においてのみ、ビタミンB6摂取量が多いと高血圧リスクが低くなっていました。 男性ではビタミンB6摂取量と高血圧リスクのあいだに統計学的に有意な関係が見られませんでした。

女性では、ビタミンB6の摂取量に応じてデータを4つに分けた中で摂取量が最大のグループは、摂取量が最少のグループに比べて高血圧のリスクが31%低くなっていました。

ビタミンB6を豊富に含む食品ランキング

1食分の量を考慮すると、ビタミンB6を最も豊富に含む食品のベスト10は次の通りです(いずれも生):
  1. みなみマグロ(赤身1.08mg/100g、脂身1.00mg/100g)
  2. びんながマグロ(0.94mg/100g)
  3. 牛のレバー(0.89mg/100g)
  4. くろマグロ(赤身0.85mg/100g、脂身0.82mg/100g)
  5. カツオ(0.76mg/100g)
  6. ケールの青汁(0.75mg/100g)
  7. めじマグロ(0.73mg/100g)
  8. 鶏のささみ(0.66mg/100g)
  9. 鶏のレバー(0.66mg/100g)
  10. ごまサバ(0.65mg/100g)