閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

ビタミンB6や葉酸塩が十分である人は肺ガンのリスクが低い

(2017年9月) " Journal of the National Cancer Institute" に掲載された国際ガン研究機関(IARC)などの研究で、ビタミンB6や葉酸塩の血中濃度が高い人は肺ガンのリスクが低いという結果になりました。

研究の方法

肺ガン患者と肺ガンではない男女1万人超(1万人超のうち半数が肺ガン患者)のビタミンB6・葉酸塩・メチオニン(*)の血中濃度を調べました。
(*) メチオニンは必須アミノ酸の1つ。

結果

ビタミンB6の血中濃度が最も高いグループは最も低いグループに比べて(*)、肺ガンのリスクが12%低くなっていました。 葉酸塩では、この数字は14%でした。 メチオニン血中濃度と肺ガンのリスクとの間には関係が見られませんでした。
(*) 全部で4つのグループに分けた。

男女別に分析すると、ビタミンB6や葉酸塩と肺ガンのリスクとの関係は男性のほうが顕著で、それぞれの血中濃度が高いグループで26%25%のリスク低下でした。

関連研究

"Journal of Clinical Oncology"(2017年8月)に掲載されたオハイオ州立大学などの研究では、50~76才の米国人男女7万7千人超のデータ(肺ガンの症例数は808件)を分析して、10年間におけるビタミンB6摂取量の平均値が最も多い(20mg超/日)男性はビタミンB6のサプリメントを服用する習慣がない男性に比べて肺ガンのリスクが1.8倍という結果になっています。

ビタミンB12でも同様に、摂取量が最も多い(55μg超/日)男性は2倍近くの肺ガンリスク増加でした。 葉酸塩の摂取量と肺ガンのリスクとの間には関係が見られませんでした。