ビタミンB に脳卒中の予防効果

ビタミンB と脳卒中や心臓発作のリスクとの関係については、これまでにも複数の研究が行われており、それらの中には逆にリスクが増加するという結果になったものも複数ありますが、中国で行われ "Neurology" 誌(2013年9月)に掲載されたレビュー(過去の複数の研究の分析)によると、ビタミンB のサプリメントによって脳卒中のリスクを減らせる可能性があります。

このレビューは、14の臨床試験の結果を分析したもので、データに含まれる人数は合計で5.5万人近く、脳卒中の発生件数は全部で 2,500件でした。 臨床試験はいずれも、ビタミンB のサプリメントの効果を、プラシーボまたは極少量のビタミンBサプリメントの効果と比較したものでした。

どの臨床試験でもビタミンB 服用の効果は見られ、14の臨床試験のデータ全体では、ビタミンB サプリメントの服用によって脳卒中のリスクが7%下がっていました。 ただし、脳卒中の症状の重さや、脳卒中による死亡率を減らす効果は見られませんでした。

ビタミンB群のうち、葉酸が(脳卒中に対する)ビタミンB の有益な効果を損なっているようでした。 また、ビタミンB12 は脳卒中リスクの減少に効果が認められませんでした。

研究者は次のように述べています:

「今回の結果からすると、ビタミンB の脳卒中に対する効果は、ビタミンB の吸収率(個人差がある)、葉酸あるいはビタミンB12 の血中濃度、腎臓疾患や高血圧の有無などの要因に影響されるのかもしれません」



別の専門家も、この考えに同意しています:

「虚血性の脳卒中の原因は様々です。 高血圧や、糖尿病、高コレステロール、喫煙、肥満が原因であることが多いのですが、ビタミンや酵素の欠乏が原因で脳卒中になる人もいます」