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ビタミンC 不足で出血性脳卒中のリスクが増加する可能性

(2014年2月) 米国神経学会で発表予定のフランスの研究によると、ビタミンC不足によって出血性脳卒中(脳卒中のうち脳内の血管の破裂が原因となるもの)のリスクが増加する可能性があります。
出血性脳卒中は、脳卒中全体の15%でしかありませんが、虚血性脳卒中(脳の血管が塞がれるのが原因)よりも死亡率が高くなります。 飲酒習慣や肥満などが出血性脳卒中のリスク要因となります。
研究の方法

出血性脳卒中を起こした65人と健康な65人の血液サンプルを比較しました。

結果
次の結果となりました:
  • ビタミンCが不足していなかったのは41%、ビタミンCが不足(depleted)していたのは45%、そしてビタミンC欠乏症(deficiency)だったのは14%だった。
  • 全体的な傾向として、脳卒中を起こしたグループではビタミンCが不足状態にあった一方で、健康なグループではビタミンCが不足していなかった。
  • ビタミンCが不足している人では入院が長引く傾向にあったが、死亡率は増加していなかった。
解説

ビタミンCの不足で出血性脳卒中のリスクが増加するのは、ビタミンCに血圧を下げる作用や血管の健康を保つ作用があるのと関連していると思われます。

米国の専門家の話では、ビタミンCは組織の結合性に関与しており、それが脳内の出血との接点になっている可能性がありますが、ビタミンC不足が単に生活習慣が不健康(脳卒中のリスクが増加する原因となる)であることの証である可能性もあります。

アドバイス
研究グループによると、脳卒中リスク増加分のうちのどの程度がビタミンCの欠乏によるものであるかは不明です。 現段階ではビタミンCと出血性脳卒中の関係が十分に確認されていないため、脳卒中予防を目的としてビタミンCのサプリメントを服用する必要はありません。 代わりに、ビタミンCが十分に含まれる健康的な食事(野菜や果物中心の食事)をしましょう。