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ビタミンC で骨折リスクが低下

(2017年11月) 鄭州大学(中国)の研究チームが "Osteoporosis International" 誌に発表したメタ分析によると、ビタミンCが股関節(骨盤と太腿の骨をつなぐ関節)の骨折の予防に有益かもしれません。

メタ分析の方法

食事で摂取するビタミンCの量と股関節骨折のリスクとの関係を調べ 2016年12月までに発表さた6つの研究のデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計1万人弱、骨粗鬆症の症例数は3千件弱でした。

結果

ビタミンC摂取量が最も少ないグループに比べて最も多いグループは股関節骨折のリスクが27%低いという結果でした。 ビタミンC摂取量が50mg/日増えるごとに股関節骨折のリスクが5%低下するという計算になります。

留意点

大規模なランダム化比較試験を行って今回の結果を確認する必要があります。

解説

骨量が減少すると骨折のリスクが増加しますが、骨量の減少には酸化ストレスが影響します。 そして、抗酸化物質であるビタミンCには酸化ストレスを軽減する効果があります。

さらにビタミンCは、溶骨細胞(骨を分解して血中へと吸収させる細胞)と造骨細胞(骨を造る細胞)の両方に深く関与していると考えられるほか、コラーゲン(骨を丈夫にしてくれる)の形成やカルシウムの吸収促進といった効果も期待できます。

ビタミンCが豊富な食品

ビタミンCを豊富に含む食品は、オレンジ・レモン・グレープフルーツなどの柑橘類やピーマン・ブロッコリー・キャベツなどの緑色の野菜のほか、トマト、ジャガイモなどです。

食品中のビタミンCは、食品を酸素にさらす・水にさらす(水溶性なので水に溶けて逃げてしまう)・食品が乾燥する・食品に塩分を添加する・食品を過熱調理(特に銅製の調理器具で)することによって失われてゆきます。 食品の冷凍は、冷凍期間がとても長いのでなければビタミンCが減少する原因とはなりません。