ビタミンDと乳ガンのリスク(メタ分析)

(2019年3月) 米国の研究グループがビタミンDと乳ガンのリスクの関係を分析したメタ分析を "Clinical Nutrition ESPEN" 誌に発表しています。
著者: Sharmin Hossain et al.
タイトル: Vitamin D and breast cancer: A systematic review and meta-analysis of observational studies

研究の方法

ビタミンDの摂取量/血中濃度/欠乏症の有無/サプリメント使用と乳ガンになるリスクとの関係を調べ2000年1月1日~2018年3月15日のうちに発表された研究の中から所定の基準を満たす観察研究を選出し、それらのデータを分析しました。

結果

ビタミンDが欠乏していると乳ガンのリスクが91%(2倍弱に)増加していました。

ただ、ビタミンD総摂取量(1)やサプリメントによるビタミンD摂取量(2)との間には強い関係が見られませんでした。

(1) 100IU/日でリスク低下幅1%(95% CI: 0.97-1.00)

(2) リスク低下幅3%(95% CI:0.95-1.00)

95% CI は 1.00 をまたぐかどうかが問題。 研究者によっては、今回のように 1.00 を踏んでいれば統計学的に有意でないとみなす。