男性に限りビタミンDが不足していると死亡リスクが高かった

(2018年10月) "Geriatrics & Gerontology International" 誌に掲載されたマヒドン大学(タイ)の研究で、男性に限り、ビタミンDが不足している高齢者は死亡リスク(死因を問わない)が高いという結果になりました。
Varalak Srinonprasert et al. "Vitamin D insufficiency predicts mortality among older men, but not women: A nationwide retrospective cohort from Thailand"

研究の方法

60才以上(中央値は74才)の男女 1,268人を対象に、ビタミンD血中濃度を調べたうえで 2008~2015年における生存状況を調べました(後ろ向き研究)。

結果

ビタミンDが不足している人の割合は、男性で24.5%および女性で43.9%でした。

不足 vs. 充足

男性では、ビタミンDが不足していると(不足していない場合に比べて)死亡リスクが77%増加していました。 糖尿病の男性に限ると234%のリスク増加でした。

女性では、ビタミンDが不足していても死亡リスクは増加していませんでした。

データを3分割

男性では、ビタミンD血中濃度に応じてデータを3つのグループに分けた分析でも血中濃度が最低のグループは最高のグループに比べて死亡リスクが83%増加していました。