ビタミンD血中濃度が高いとリスクが増加するガンもある?

(2019年1月) "International Journal of Cancer" に掲載されたコペンハーゲン大学などによる研究で、ビタミンD血中濃度とガンになるリスクとの関係が調査されています。
Fie Juhl Vojdeman et al. "Vitamin D levels and Cancer Incidence in 217.244 individuals from Primary Health Care in Denmark"

研究の方法

デンマークに住む男女22万人弱のビタミンD血中濃度を 2004~2010年にかけて調べたのち、2014年末までにおけるガンの発生状況を調べました。

結果

今回のデータにおけるビタミンD血中濃度の中央値は46nmol/Lでした。

ビタミンD血中濃度10nmol/Lごとの増加と乳ガン・大腸ガン・尿路ガン(urinary cancer)・卵巣ガン・子宮体ガンの発症リスクとの間には関係が見られませんでした。

しかし、非メラノーマ性皮膚ガン・メラノーマ性皮膚ガン・前立腺ガン・血液ガンの発症リスクが増加していました。 リスク増加幅はそれぞれ、(たぶん、ビタミンD血中濃度が10nmol/L増えるごとに)9%、10%、5%、および3%というものでした。

その一方で、肺ガンは発症リスクが5%低下していました。