ビタミンD血中濃度が高い女性は乳ガンになるリスクが低い (ブールド分析)

(2018年7月) "Plos One" に掲載された GrassrootsHealth(米国)などによる研究で、ビタミンD血中濃度が高い女性は乳ガンになるリスクが低いという結果になりました。

研究の方法

ビタミンD血中濃度と乳ガン発症リスクとの関係を数年間にわたり追跡調査した3つの研究のデータを併せたプールド分析を行いました。

3つのうち2つはランダム化比較試験(RCT)で、1つは前向きコホート研究です。 データに含まれる人数は合計5千人ほどで、全員が55才以上でした。 試験(追跡)期間は2つのRCTが4年間で、前向きコホート研究が1.9年間でした。

結果

追跡期間中に77人が乳ガンになりました。 10万人年(人年=人数×年数)あたり512件の割合で乳ガンが発生したことになります。

年齢・BMI・喫煙習慣・カルシウムのサプリメントの使用・研究が行われた地域を考慮しつつデータを分析したところ、ビタミンD血中濃度が60ng/ml以上のグループは20ng/ml未満のグループに比べて、乳ガンになるリスクが80%低下していました。