ビタミンD血中濃度が高い人は老化物質「AGE」の蓄積量が少ない

(2018年9月) "European Journal of Epidemiology" に掲載されたエラスムス医療センター(オランダ)の研究で、ビタミンD血中濃度が高い人は皮膚に蓄積するAGE(終末糖化産物)が少ないという結果になりました。

AGEは老化や加齢性疾患に関与すると考えられています。 ビタミンDに備わる抗酸化作用と抗炎症作用がAGEの蓄積を阻止してくれるのかもしれません。

研究の方法

45才以上の男女 2,746人を対象に、ビタミンDの血中濃度などを調べてから平均で11.5年が経過したのちに皮膚に存在するAGEの量(SAF)を計器を用いて測定しました。

データの分析においては、AGEの蓄積量に影響する年齢・BMI・コーヒー飲用量(1)・性別(2)・喫煙習慣・糖尿病の有無・腎機能などを考慮しました。

(1) コーヒーでAGEが増加するという結果になった研究がある。

(2) ↑の研究で、男性のほうがAGEが多いことも示されている。

結果

ビタミンD血中濃度が高いと皮膚に存在するSAFが少ないという結果でした。

ビタミンD血中濃度のSAFへの影響度(Explained Variance)は1.5%で、これは性別(3.6%)・年齢(2.3%)・喫煙習慣(2.2%)に次ぐものでした。 ちなみに、コーヒー飲用量は0.8%。