(2016年11月) "Journal of Child Psychology and Psychiatry" に掲載されたアシュート大学(エジプト)研究によると、ビタミンDのサプリメントが自閉症の症状の改善に有効かもしれません。 これまでにも複数の研究で、ビタミンDが不足すると自閉症のリスクが増加することが示されています。
研究の方法
3~10才の自閉症児109人(男の子85人)を2つのグループに分けて、一方のグループにはビタミンD3のサプリメントを、そしてもう一方のグループにはプラシーボを4ヶ月間にわたり服用してもらいました。
ビタミンDの用量は、1日につき体重1kgあたり300IU(ただし 5,000IU/日を上限とする)というものでした。
結果
ビタミンD3のサプリメントを服用したグループでのみ、多動や自閉といった自閉症の症状が改善されていました。 ビタミンD3の今回の服用量では、健康に問題は生じませんでした。