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ビタミンDとカルシウムに早発閉経を予防する効果?

(2017年5月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたハーバード大学などの研究で、食事から摂るビタミンDやカルシウムの量が多い女性は早発閉経が起こりにくいという結果になっています。

早発閉経について

早発閉経とは、本来なら45~55才頃に起こるはずの閉経が40才以前(45才以前とも言われる)に起こることをいいます。

両方の卵巣を外科的に切除すると確実に早発閉経が生じます。 ガン治療(放射線療法や化学療法)や一部の自己免疫疾患(リウマチなど)が早発閉経を引き起こすことがあります。

こうした明確な原因が存在しない場合にも、遺伝子・喫煙・食事・運動量などの要因により早発閉経のリスクが増加します。 例えば、喫煙により更年期が平均で2年は早まりますし、早発閉経の家族歴がある人は早発閉経のリスクが高くなります。

早発閉経した女性では、普通に閉経した女性と同様に心臓病・脳卒中・骨粗鬆症・体重増加などのリスクが増加します。

研究の方法

未閉経女性113万人年(*)分のデータを用いて、食事またはサプリメントで摂取するビタミンDやカルシウムの量と早発閉経になるリスクとの関係を調べました。 ビタミンDおよびカルシウムの摂取量は4年ごとにアンケートにより調査しました。
(*) 人年=人数×年数

データの分析においては、ビタミンDやカルシウムの摂取量に応じてデータをそれぞれ5つのグループに分けて、早発閉経のリスクに影響する様々な要因(年齢や喫煙習慣など)を考慮しつつ、グループ間で早発閉経のリスクを比較しました。

結果

自然と(卵巣切除などによらずに)早発閉経が生じたのは2千人超でした。

ビタミンD

食事から摂取するビタミンDの量が最大(528IU/日)のグループは最低(148IU/日)のグループに比べて、早発閉経のリスクが17%低くなっていました。

カルシウム

食事から摂取するカルシウムの量が最大(1,246mg/日)のグループは最低(556mg/日)のグループに比べて、早発閉経のリスクが13%低くなっていました。

乳製品がオススメ?

ビタミンDにしてもカルシウムにしても、乳製品から摂取する量が多い場合に早発閉経のリスク低下が顕著でした。
とは言うものの、乳製品にはビタミンDはあまり含まれていません。 ビタミンDを豊富に含んでいるのは、魚・キノコ類・卵です。

サプリメントは効果なし?

サプリメントで摂るビタミンDやカルシウムの量が多くても、早発閉経のリスクは下がっていませんでした。