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ビタミンDに各種のガンを予防する効果

(2016年4月)"PLOS ONE" に掲載されたカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究で、ビタミンDの血中濃度が高い女性はガン(皮膚ガンを除く)になりにくいという結果になりました。出典: Serum 25-Hydroxyvitamin D Concentrations ≥40 ng/ml Are Associated with >65% Lower Cancer Risk

研究の方法

1,169人の女性を被験者とする臨床試験のデータと1,135人の女性を被験者とする前向きコホート研究のデータを組み合わせて、ビタミンD血中濃度と皮膚ガン以外の各種ガンのリスクとの関係を分析しました。

結果

ビタミンD血中濃度の中央値は、臨床試験のデータで30ng/ml、前向きコホート研究のデータで48ng/mlというものでした。

年齢を考慮した分析において、ビタミンD血中濃度が高いほどガンのリスクが低く、血中濃度が40ng/ml以上の場合には血中濃度が20ng/ml以下の場合に比べてガンのリスクが67%低いという結果になりました。

解説

研究者はビタミンD血中濃度を40ng/ml以上に保つのがガン予防に有効だと述べていますが、その血中濃度を維持するのに必要な日光浴やサプリメントの量は今回の研究からはわかりません。

健康な成人が20ng/mlというビタミンD血中濃度を維持するのに必要なビタミンDサプリメントの用量は1日あたり600IUほどだと言われていますが、遺伝子的な体質体脂肪の量によってビタミンD所要量が大きく異なるという話もあります。 参考: ビタミンD欠乏症のリスクが高い人