ビタミンDがクローン病によるIBDの疲労感と筋力低下に有効

(2013年5月) "Digestive Disease Week" で発表されたアイルランドの研究によると、クローン病の患者の炎症性腸疾患(IBD)による疲労感と筋力低下にビタミンD のサプリメントが有効かもしれません。

研究の方法
クローン病が寛解(*)している患者27名を2つのグループに分けて、一方のグループには2000 IU のビタミンDを、そして、もう一方のグループにはプラシーボを服用してもらいました。
(*) 寛解中であっても疲労感があったり、生活の質が落ちたりします。
結果

服用期間の開始前と終了後に患者たちの握力(筋力の代理指標)・疲労感・QOL(生活の質)・血中ビタミンD濃度を計測して比較したところ、ビタミンD の血中量が 30 ng/mL(75 nmol/L)以上であった患者では、利き腕と、そうでない腕の両方において握力が増加していました。

さらに、QOL(主観的な体調や幸福感、生活に対する満足感など)もビタミンDのサプリメントを飲んだグループで改善していました。 QOLの計測に用いられる標準的な尺度で、プラシーボのグループよりも24ポイントも点数が高かったのです。

QOLの尺度の点数差が20点以上であれば実質的な違いがあるとされています。
ビタミンDの服用を開始する前には主治医に相談しましょう。