ビタミンDの不足で認知症のリスクも増加②

(2015年8月) "Nutrition Journal" に掲載された山东(シャンドン)理工大学(中国)のメタ分析で、ビタミンDが不足気味だとアルツハイマー病などの認知症になりやすいという結果になりました。
Liang Shen and Hong-Fang Ji. Vitamin D deficiency is associated with increased risk of Alzheimer’s disease and dementia: evidence from meta-analysis. Nutrition Journal 2015, 14:76 doi:10.1186/s12937-015-0063-7 (Licensed under CC BY 4.0)

ビタミンD不足と認知症のリスクとの関係は複数の研究で指摘されており、ビタミンD不足が認知症のリスク要因である可能性がありますが、未だ確定的なデータは出揃っていません。

メタ分析の方法

このメタ分析では、ビタミンD血中濃度とアルツハイマー病または認知症の発症リスクとの関係を調べた5つの研究(2010~2015年に発表された前向き研究2つと横断研究3つ)のデータを調査しました。

結果

ビタミンDが不足気味(血中濃度が 50 nmol/L 未満)のグループは、そうでないグループに比べてアルツハイマー病を発症するリスクが21%増加していました。 認知症についても、ビタミンDが不足気味のグループでリスクが49%増加していました。

ただし、ビタミンDが不足気味の人にビタミンDを補給して認知症の予防に効果があるかどうかについては、今後の研究で確認する必要があります。