ビタミンDの不足で認知症のリスクも増加③

(2015年9月) "JAMA Neurology" に掲載された米国の研究で、ビタミンDが不足している高齢者は認知機能の衰えがずいぶん速いという結果になりました。

研究の方法

60代~90代(主に70代)の高齢者382人のビタミンD血中濃度を平均5年間にわたり年に1度検査しました。

高齢者たちの人種は白人・黒人・ヒスパニックで、認知機能が正常な人・軽度認知障害のある人・認知症の人が含まれていました。 全体の61%がビタミンD不足でした。

結果

ビタミンDが不足していても認知機能がまったく衰えない人やビタミンDが足りているのに認知機能が急速に衰える人もいましたが、全体的に見ると人種にかかわらず、ビタミンDが不足しているグループは不足していないグループの3倍も速く認知機能が衰えていました

アドバイス
研究者は次のように述べています:
「60才超の人は主治医に相談してビタミンDのサプリメント服用を検討すると良いでしょう。 日照量が少ない地域に住んでいる・シミやソバカス、皮膚ガンの原因となる紫外線を避けたい・屋内で仕事をしているなどの理由で日光に当たる時間が短い場合にはサプリメントを利用しましょう(太陽の光に含まれる紫外線B波を浴びるとビタミンDが体内で作られます)」