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ビタミンDの不足で認知症のリスクも増加④

(2016年7月) "The Journals of Gerontology Series A" に掲載された Duke-NUS Medical School(シンガポール)などによる研究で、ビタミンDが不足していると認知機能が低下しやすいという結果になりました。 この結果は、ビタミンDにニューロンのダメージと消失を防ぐ効果があるという考えを支持するものです。

研究の方法

60才以上の中国人男女 1,200人のビタミンD血中濃度を測定し、その後2年間にわたり認知機能の変化を追跡調査しました。

そして、ビタミンD血中濃度に応じて4つのグループに分け、ビタミンD血中濃度が最も高かったグループを基準として、他の3つのグループの認知機能低下(*)のリスクと認知障害(†)のリスクを割り出しました。

(*) MMSE(Mini-Mental State Examination)のスコアが3ポイント以上減少した場合を認知機能の低下とみなした。

(†) MMSEのスコアが18未満となった場合を認知障害とみなした。
結果
認知機能の低下
2年間のうちに認知機能が低下するリスクは次のように高くなっていました:
  • ビタミンD血中濃度が2番目に高かったグループ: 2倍
  • ビタミンD血中濃度が3番目に高かったグループ: 2.2倍
  • ビタミンD血中濃度が最も低かったグループ: 2.0倍
認知障害
2年間のうちに認知障害になるリスクは次のように高くなっていました:
  • ビタミンD血中濃度が2番目に高かったグループ: 1.9倍 (ただし、95% CI: 0.9-4.1
  • ビタミンD血中濃度が3番目に高かったグループ: 2.6倍
  • ビタミンD血中濃度が最も低かったグループ: 3.2倍