ビタミンD不足で子宮筋腫のリスクが増加

米国の国立環境衛生学研究所の研究によると、ビタミンDが不足している女性は子宮筋腫になるリスクが増加します。

子宮筋腫というのは、子宮に発生する腫瘍のことで、ガン(悪性腫瘍)ではありませんが閉経前の女性に痛みや出血などの症状の出ることがあります。 米国では、子宮筋腫は子宮摘出の一番の原因となっています。

この研究で、35~49歳の女性1,000人の血液サンプルを分析し、ビタミンDの血中濃度を計測したところ、ビタミンDが不足している女性では、不足していない女性と比べて子宮筋腫になるリスクが32%高いという結果になりました。

この研究ではさらに、1日に1時間以上を屋外で過ごす女性は子宮筋腫のリスクが40%少ないという結果も出ています。 ビタミンDは肌に日光が当たることで生産されます。

被験者の女性たちはいずれもワシントンD.C.に在住でした。 ワシントンD.C.の緯度は日本の東北地方と同程度なので、意識的に屋外で日光に当たらないとビタミンDが不足するのかもしれませんね。

ビタミンDが作られるには、太陽光に含まれる紫外線が肌に当たる必要があります。 ですので、紫外線を遮断する日焼け止めのクリーム(特にSPF値が高いもの)を塗っていると、日光に当たっていてもビタミンD 不足になる恐れがあります。参考記事: UVカット製品におけるSPFの本当の意味日焼け止めを使用していてもビタミンDの合成は行われる

ビタミンDは欲しいけど日焼けしたくないという女性は、ビタミンDのサプリメントを利用してもよいかもしれません。 日光に当たることで体内で作られるビタミンDと、サプリメントのビタミンDは効果が同じではないかもしれませんが、ビタミンD不足が原因となる筋肉疲労や高血圧リスク増加については、サプリメントでも効果があるという結果になった研究(「ビタミンD不足も高血圧の原因?」と「ビタミンDについて」を参照)があります。