ビタミンDが不足している女性では抑鬱のリスクが増加

(2015年3月)"Psychiatry Research" 誌に掲載されたオレゴン州立大学の研究で、ビタミンDが不足している女性は抑鬱が多く見られるという結果になりました。

研究の方法
この研究では、18~25才の女子大生185人のビタミンD血中濃度と鬱症状の有無を5週間にわたって毎週調べるという調査を、1年のうちの様々な季節に分散して(*)数回行いました。
(*) 季節の違いによる日光量の変動によってビタミンD血中濃度も変化するため。 今回の研究でも、季節によってビタミンD血中濃度が変動しており、秋に減少し始めて冬に最低となり、春にまた増加していました。

ビタミンD血中濃度が不足している女性は多数で、特に有色人種(肌の色が濃いと紫外線に当たってもビタミンDが作られにくい)では61%がビタミンD不足(30ng/mL未満)でした(白人では35%がビタミン不足だった)。

結果

ビタミンDが不足している女性では臨床的に有意な鬱症状が生じるリスクが増加していました。 季節や、運動習慣、食事習慣、人種、BMIなどの要因を考慮しても有意性は失われませんでした。

研究者は次のように述べています:
「ビタミンDのサプリメントが抗鬱剤の代わりになったりはしませんが、ビタミンDが不足するリスクが高い人はビタミンDサプリメントの服用に関して医師に相談してみると良いでしょう」