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体重に関わらずビタミンD不足が2型糖尿病のリスク要因?

(2015年2月) "Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism" に掲載されたマラガ大学(スペイン)などの研究で、ビタミンDが不足していると体重に関わらず2型糖尿病になるリスクが増加するという結果になりました。

これまでにも複数の研究で、ビタミンDが不足している人では肥満や、糖尿病前症、メタボリック・シンドローム、2型糖尿病のリスクが増加するという結果になっています。

研究の方法

この研究では、148人の被験者のビタミンD血中量と脂肪組織におけるビタミンD受容体遺伝子の発現量とを測定したうえで、体重(BMI)と糖尿病・糖尿病前症・メタボリック・シンドロームの有無とに応じてグループ分けしました。

結果

肥満であっても糖代謝異常(=糖尿病?)が無いグループの方が、糖尿病患者のグループよりもビタミンD血中量が多いという結果でした。 同様に、太っていなくても糖尿病や他の糖代謝異常(糖尿病前症とメタボリック・シンドロームのことでしょう)を抱えているグループでは、ビタミンD血中量が少なくなっていました。

ビタミンD血中量は、BMIではなく血糖値との間に直接的な相関関係を有していました。

研究者は次のように述べています:

「今回の研究では、ビタミンDは肥満よりも糖代謝と密接に関係していることが示されました。 今回の結果から、ビタミンD不足と肥満とが相乗的に相互作用して糖尿病などの代謝異常のリスクを高めている可能性があります。」

「したがって平均的に健康な人であれば、健康的な食生活と(日光に当たってビタミンDを作るための)屋外での運動により糖代謝異常のリスクを軽減できると思われます」