炎症にビタミンD 不足が関与している可能性

(2014年2月)"Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism" への掲載が認められた研究によると、中高齢者では炎症にビタミンD の欠乏が関与している可能性があります。

この研究で、アイルランドに住む60歳以上の中高齢者957人を対象に、C反応性タンパク質(CRP)およびインターロイキン6(IL-6)という炎症性バイオマーカーとビタミンD の血中量を測定したところ、ビタミンD が欠乏しているグループではバイオマーカーの血中量が多かったのです。

このビタミンD と炎症性バイオマーカーの関係は、クローン病やリウマチなどの疾患に影響すると考えられます。

研究者は次のように述べています:
「今回の結果から、ビタミンD が欠乏している中高齢者では免疫機能が損なわれると考えられます。 中高齢者の免疫機能を維持する方法の1つとしてビタミンD 不足に気を付けるというのは有効だと思いますが、炎症が原因でビタミンD が減少している可能性もあるため、さらに研究が必要です」
世界全体では10億人がビタミンD 不足になっていると推測されています。 高齢者は特に、太陽の光に当たることで体内で合成されるビタミンD の量が減るために、ビタミンD が不足しがちです。