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ビタミンDが不足すると腰痛になりやすい?

(2017年11月) "Pain Physician" 誌に掲載されたシドニー大学などによるメタ分析で、腰痛を抱えている人はビタミンDが欠乏していることが多いことが明らかになりました。 逆に言えば、ビタミンDが足りていないと腰痛になりやすいのかもしれません。

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メタ分析の方法

ビタミンD血中濃度と腰痛の関係を調べ 2017年3月までに発表された22の研究論文のデータを分析しました。

ビタミンD(カルシフェジオール)の血中濃度が20ng/mL未満の場合をビタミンD欠乏(単なる「不足」よりもビタミンDが足りていない)とみなしました。

結果

腰痛を抱えている人は腰痛ではない人に比べてビタミンDの血中濃度が低く、ビタミンD欠乏であるリスクが1.6倍、重度のビタミンD欠乏であるリスクが2.1倍でした。

男女別に分析すると、ビタミンD欠乏と腰痛との関係は女性でのみ統計学的に有意でした。 年齢別の分析では、ビタミンD欠乏と腰痛との関係は60才超で顕著でした。

ビタミンD血中濃度と腰痛の痛みの程度との間にはさしたる関係が見られませんでした。

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ビタミンDの補給

ビタミンDは食品にも含まれていますが、日光が皮膚に当たることで主に補給されます。 日光に含まれる紫外線B波が皮膚に当たることでビタミンDが合成されるためです。

国立環境研究所(茨城県つくば市)の研究によると、冬の札幌でも76分間の日光浴で成人が1日に必要とする量のビタミンDを作れます。 スペインのバレンシアで行われた研究では、真冬の1月に 1,000IUのビタミンDを得るには130分間の日光浴が必要だという結果になっています。

十分なビタミンDを得るのに必要となる日光浴の時間は、服装(長袖か半袖かなど)や姿勢の影響を受けるので、日光にさらされる皮膚の範囲が狭ければ必要となる日光浴の時間が長くなります。 一般的には、日光に当たりすぎてもビタミンDが過剰に作られる心配はありません。

ビタミンDのサプリメントもビタミンDの補給に有効です。 日光浴よりもサプリメントのほうがビタミンD血中濃度がよく上がるようです。 ビタミンCやEなどと違ってビタミンDは、多くの専門家がサプリメントの利用を推奨しています。