ビタミンDは多過ぎても少な過ぎても良くない(2/3ページ)

(2013年5月) "American Journal of Medicine" に掲載されたジョンズ・ホプキンス大学の研究で、健康な人では特に、推奨値以上にビタミンDを摂取してもメリットが無いことが示されています。

研究の方法

1万人以上について栄養状態のデータと死亡データとを照らし合わせました。

結果

心血管疾患による死亡率と全死亡率(死因を問わない死亡)に注目したところ、25-ヒドロキシビタミンDの血中量が 21 ng/ml の人で死亡率が半分になっており、21 ng/ml を超えると、死亡率が再び増加し始めていました。

同じ研究グループによる 2012年の研究では、血中ビタミンDの増加に伴って心血管の炎症のマーカーであるC反応性タンパク(CRP)が減ることが明らかにされていますが、今回の研究ではビタミンDの血中量が21ng/ml を超えると、CRPが再び増加していました。 CRPは血管の硬化および心血管疾患リスク増加の一因です。

補足

同研究グループによる未発表の研究では、過剰なビタミンDによりホモシステインの値も増加する(これも心血管疾患の兆候)ことが示されています。

しかしながら研究者によると、高齢者・閉経後の女性・腎臓疾患のある人は骨の健康のためにビタミンDを積極的に摂取する必要があります。 ビタミンDは皮膚に日光が当たることで体内で作られますが、その場合には日光に当たりすぎて過剰にビタミンDが作られるということはありません。