ビタミンD 不足は統合失調症のリスク要因?

(2014年7月) "Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism" に掲載された Isfahan University(イラン)によるメタ分析で、ビタミンD が欠乏している人では統合失調症と診断されるリスクが増加するという結果になりました。

統合失調症が高緯度で寒冷の地域に多く見られるため、以前からビタミンD(太陽の光などの紫外線に当たることで体内で生産される)が統合失調症に関与しているのではないかと考えられていました。

このメタ分析では、ビタミンD と統合失調症の関係を調べた19の観察研究の結果を調査しました。 これらの研究では合計 2,804人の成人の血液検査を行ってビタミンD 血中量を調べました。

主な結果は次の通りです:

  • 統合失調症患者のグループは対照群(統合失調症ではないグループ)に比べて、ビタミンD 血中量が有意に少なかった。 19の研究の平均では 5.91 ng/ml 少なかった。

  • ビタミンD 欠乏症の人はビタミンD 血中量が正常範囲内にある人に比べて、統合失調症である率が2.16倍だった。

  • 統合失調症患者の65%がビタミンD 欠乏症だった。