ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKの摂取量が多い女性は心不全で死亡しにくい

(2018年2月) "Nutrition" 誌に掲載された大阪大学などの研究で、女性に限り、食事から摂取するビタミンD・ビタミンE・ビタミンKの量が多いと心不全で死亡することが少ないという結果となりました。

研究の方法

日本に住む40~79才の男女5万7千人超(男性が約2万3千人)を対象に食生活に関するアンケート調査を実施して食事から摂取する脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の量を割り出し、その後19年間前後にわたり心不全による死亡の状況を追跡調査しました。

そして、ビタミンA・D・E・Kそれぞれの摂取量に応じてデータを5つのグループに分け、グループ間で心不全で死亡するリスクを比較しました。

結果

追跡期間中に567人(男性240人)が心不全で死亡しました。

ビタミンAの摂取量と心不全で死亡するリスクとの間には関係が見られませんでした。

ビタミンD・E・Kに関しては女性でのみ「摂取量が多いと死亡リスクが低い」という関係が見られました。 摂取量が最大のグループは最少のグループに比べて、心不全で死亡するリスクが次のように低下していました:
  • ビタミンD: -34%
  • ビタミンE: -45%
  • ビタミンK: -37%

ビタミンD・E・Kが豊富な食品

ビタミンDは、紅鮭・さんま・きのこ類に比較的豊富に含有されています。 ビタミンDは食品から摂取するほか、日光などに含まれる紫外線B波が肌に当たると体内で合成されます。

ビタミンEは、米油・ひまわり油・べにばな油・パーム油などの野菜油のほか玄米やアーモンドに豊富に含有されています。

ビタミンKは、ブロッコリーやホウレン草などの緑色の葉野菜(最大で300μg/100gほど)や納豆のほか、植物油・豆類・海藻類・魚介類などに含まれています。