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歩かないと死にやすいデス

(2017年10月)"American Journal of Preventive Medicine" に掲載された米国ガン協会の研究で、少しだけでもウォーキング(散歩)をする習慣がある高齢者は死亡リスクが低いという結果になりました。 ウォーキングの量が多い場合には死亡リスクがさらに低下していました。

研究の方法

平均年齢が70才ほどの米国人男女14万人弱を対象に、ウォーキングの習慣を調べたのち13年間にわたり生存状況を追跡調査しました。

結果

米国で推奨される身体活動量(*)未満であってもウォーキングをする習慣がある場合に比べて
  • まったくウォーキングをする習慣が無い場合には総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)が26%高くなっていました。
  • ウォーキングの量が米国で推奨される身体活動量に達する場合や、その2倍に及ぶ場合には、総死亡リスクが20%低くなっていました。
(*)強度の身体活動であれば毎週150分、高強度の身体活動であれば毎週75分。

少量であってもウォーキングの習慣がありさえすれば、ウォーキングの習慣がない場合に比べて死亡リスクが低下するというわけです。 死因別では、呼吸器疾患で死亡するリスクが最も大幅に低下していました。 その次が、心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死亡するリスクと、ガンで死亡するリスクでした。

他の身体活動習慣があっても

ウォーキング以外の中強度あるいは高強度の身体活動習慣を考慮(ウォーキング以外の身体活動の影響を除外)した分析においても、ウォーキングの習慣があると死亡リスクが低いという結果となりました。
これは逆に言えば、身体活動をする習慣があっても歩かなければ死亡リスクが高くなるということでしょう。 運動習慣があっても座って過ごす時間が長いと不健康であると言われますが、今回の結果からすると「運動習慣があっても歩かなければ不健康」であると言えそうです。