コンテンツの利用をお考えの方は引用・転載をするときのルールをご確認ください。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.

元気に歩くと元気になる

(2014年10月) 人の歩き方は気分の影響を受けます。 嬉しいときには弾むような足取りで歩きますし、落ち込んでいる時にはうつむいてトボトボと歩きます。

そして "Journal of Behavior Therapy and Experimental Psychiatry" に掲載されたクイーンズ大学(カナダ)の研究によるとその逆もまた然りで、歩き方が気分に影響を与えることもあります。

この研究で、被験者に落ち込んだときの歩き方(腕をあまり振らず、肩が前のめりになる)で歩いてもらったところ、嬉しい時の歩き方で歩いてもらったグループに比べて気分が落ち込んだのです。

研究の内容

この研究ではまず、被験者に「可愛い」などのポジティブな言葉と「不安」や「恐れ」などネガティブな言葉のリストを見せました。

そして、トレッドミル(ルームランナー)で様々な歩き方で歩いてもらいました。 被験者の歩き方や姿勢は機器で測定され、測定結果が被験者に見える位置に設置された画面に表示されるようになっていました。

歩き方と姿勢が陽気か陰気かによって画面上のゲージが右または左に移動するようになっており(しかし被験者には右と左どちらが陽気でどちらが陰気なのかは知らない)、被験者は研究者の指示でゲージが左あるいは右に動くような歩き方をしました。

そうして陰気あるいは陽気な歩き方で歩いた後に、歩く前に見た言葉のリストから思い出せる言葉を書き記してもらったところ、陰気な歩き方で歩いたグループの方が、ネガティブな言葉を多く覚えていたのです。

解説

鬱病患者がネガティブな出来事をよく覚えているなど、気分が記憶内容に影響することが知られています。 したがって今回の結果から、陰気な歩き方によって実際に気分が落ち込んでしまうのだと思われます。

同じようなフィードバック効果の話に「作り笑顔でストレス解消」という研究もあります。