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歩いたり自転車に乗ったりする習慣がある人は骨折することが少ない

(2017年5月) "Journal of Bone and Mineral Research" に掲載された研究によると、少し体を動かす習慣があるだけでも骨折の予防に効果があるかもしれません。

研究の方法

スウェーデンに住む45~83才の男女6万7千人弱を対象に、身体活動の習慣などに関するアンケート調査を行い、その後17年間にわたり骨折の発生状況を追跡調査しました。 データの分析においては、骨折リスクに影響する様々な要因を考慮しました。

結果

追跡期間中に1万5千人ほどが骨折しました(股関節の骨折は5千件超)。

歩く、自転車に乗る

歩いたり自転車に乗ったりする習慣がある場合には、その時間が20分未満であっても、歩いたり自転車に乗ったりする習慣が無い場合に比べて、骨折のリスクが13%低下していました。 股関節の骨折に限ると23%のリスク低下でした。

性別や年齢別の分析でも同様に、歩いたり自転車に乗ったりする習慣があると骨折のリスクが低いという結果でした。

運動

1週間あたりの運動量が1時間の場合には1時間未満の場合に比べて、骨折のリスクが6%低くなっていました。 股関節の骨折に限ると13%の低下でした。

解説

骨折の主要なリスク要因として骨粗鬆症と転倒が挙げられますが、運動にはこの両方を予防する効果が期待できます。

骨粗鬆症

骨粗鬆症の予防に運動が有益であることが知られています。 骨粗鬆症を予防するには、ジャンプやランニングなど体に衝撃が加わる運動が良いとされていますが、軽い運動や水中で行う運動であっても、ある程度は骨粗鬆症予防の効果を期待できるというデータも存在します。

転倒

複数の研究で、転倒の予防に運動が有効であることが示されています。 高齢者だけでなく中年の人でも、転倒のリスクを減らすうえで運動が有益です。 ただし、運動などの身体活動はそれ自体が転倒のリスク要因でもある(身体活動中に転ぶことが多い)ので、自分の身体機能(足腰の強さなど)に見合った運動を行いましょう。