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ウォーキングにジョギングと同等以上の健康効果

(2013年4月) 米国で行われた研究により、ウォーキングでもジョギングと同じ程度に、健康に良いことが明らかになりました。

研究の方法

この研究は、ジョギングをしている人たち 33,060人(以下「走グループ」)とウォーキングをしている人たち 1,5045人(以下「歩グループ」)を対象に行われました。

走グループは、男性が半数以上で、年齢は40代と50代を主とする18~80歳でした。 一方、歩グループの男性比率は約20%でした。

結果
研究の結果は次の通りです:
  • 高血圧または高コレステロール血症と診断されるリスクが、走グループではそれぞれ4%の減少であったのに対して、歩グループではそれぞれ7%の減少でした。
  • 糖尿病と診断されるリスクに関しては、走グループで12.1%のリスク減少であったのに対して、歩グループで12.3%のリスク減少でした。
  • 心臓病と診断されるリスクについても、走グループで4.5%のリスク減少であったのに対して、歩グループで9.3%のリスク減少でした。
  • いずれのグループでも運動量(走ったり歩いたりする量)が多い人ほど健康的でした。 歩くのであっても走るのであっても、エネルギー消費量が同じであれば健康への効果は同じでした。

つまり、①同じ時間であれば歩くよりも走るほうが多くの距離をカバーすることになるので、運動量は総じて走グループのほうが多く、したがって運動による健康への恩恵は走グループの方が大きいが、②一定の距離を走るのと同程度にエネルギーを消費する距離を歩くのであれば、高血圧、高コレステロール血症、糖尿病に対する健康効果は同程度で、心臓病に対しては歩く場合のほうが健康効果が大きいということになります。

一番健康的なのは

同じ距離を歩くのと走るのとでは、走るほうが消費エネルギーは大きいと思いますが、便宜上同じエネルギー消費だとして、上記を踏まえると次の順番で健康への効果が大きい思います:

1km走る > 1km歩く > 10km走る > 10km歩く

健康に一番良いのは、長距離を走る人並みの距離を歩くことでしょう。 しかし、それだけの距離を歩こうとすると、何時間も歩く必要があります。 これはもう、座っている時間を減らせということですね。 できるだけ座らない生活をすることで、運動不足を多少なりとも補うことができるわけです。

例えば、マイカー通勤よりも電車で通勤するようにしましょう。参考記事: 自家用車がダイエットに悪影響 そして、電車の中でも座らずに立っていましょう。 駅ではもちろん、エレベーターやエスカレーターも使わずに階段を上ります。 今回の研究者は「そのうちそれが習慣になる」と述べています